吉原義人は、人気と技能の両面で現代の剣士の第一人者とされており、真の天才です。
刀作りの伝統や文化を現代も守り続け、日本一の刀鍛冶と言われる吉原さんにインタビューしました。
現在、刀作りに携わっている刀鍛冶は日本でたった300人程となっています。しかし、刀鍛冶の仕事のみで生計を立てているのはその中でもわずか30人だけです。
刀工の伝統を継承している東京で唯一の刀工房、吉原工房には、6人の見習いがいます。一流の刀鍛冶になるには、まずは10年以上の修行を積む必要があります。
鍛冶には技術が必要であり、刀の製作工程(鉄の取り扱いから紋章、鞘の製作まで)のあらゆる面について習得できなければ、刀鍛冶とは言えません。
「これが、刀鍛冶になるのに非常に時間がかかる理由です。 しかし、刀鍛冶を自分のキャリアにすることができる人の数はまれです。 刀鍛冶は人々が何百万円もかけて購入する製品を作るので、一生懸命やるのはもちろん重要ですが、才能も必要です。」
使用する鍛冶道具も工房で作られています。
「このような古くからの道具はどこにも売られていません。それに私たちはもともと鍛冶屋の工房だったので、結局すべてを作ることになるのです。」
プロジェクトごとに使用する道具を作るので、工房には無数の道具が散らばっています。
道具作りにかかる時間を無視しても、一本の刀が出来上がるには約3ヶ月かかります。
見習いの人たちは、刀を叩く音や薪の火の響きを除けば、静かに自分の仕事をしているので、工房はとても静かです。 吉原義人は、仕事中に見習いを見守ることもありますが、アドバイスはしません。
「目で見て学ぶことのできない見習いは必要ありません」と彼は言います。
吉原義人は芸術作品としての刀作りの普及にも貢献してきました。 彼は日本刀に関する本を執筆し、ニューヨーク市のメトロポリタン美術館とボストン美術館において作品を展示しました。 その結果、近年受ける注文の大部分は外国から来ています。 そして、工房を見学させていただいた日、吉原さんは世界的に有名なIT企業の副社長に依頼された作品に取り組んでいる最中でした。
吉原さん自身、頻繁に他国を訪れます。
「イタリアに行くたびに、新しい帽子を買うんです」と彼はおしゃれな帽子のコレクションを見せてくれました。
最後に、刀を作る上で一番大事なことは何ですかと聞いてみました。
「決して妥協しないこと。 妥協するのは簡単です。 しかし、我々は誇りを持って、刀を作ることに人生を捧げています。」
現代に残る刀鍛冶の名工に学ぶ日本刀体験
世界中から芸術として愛される日本刀の作刀工程を目の当たりに出来る、大変貴重な工房見学の機会をご用意致しました。
吉原義人の刀を購入する
吉原義人氏の刀にご興味をお持ちの方は以下のリンクからお問い合わせくださいませ。
私たちは公式代理店であり、吉原家と長年働いてきました。なお、長刀はオーダーメイドのみで製作しており、購入の際は一度工房にお越しいただき、直接吉原氏とお会いする必要がありますのでご了承ください。通常、吉原氏の長刀は650万円前後から始まります。お問い合わせは、以下のリンク先のお問い合わせフォームからお願いいたします。
他の職人ストーリーを読む